イタリア人をもうならせた日本の味とは?

イタリア人をもうならせた日本の味とは?

今更いうまでもないことですが、イタリア料理はおいしいですよね。日本人の中でも、その魅力に取り付かれた人は多いことと思います。 でもその逆に、日本の味にほれ込んだイタリア人もいるというのです。

 

 

 

吉本ばななさんの作品の翻訳を数々手がけた イタリアの作家、 アレッサンドロ ジェレヴィー二さんをご存知でしょうか。
日本通のアレッサンドロさんが、秋田へ味覚の旅をした時の事だそうです。 秋田の多くの漬物(秋田の言葉で「がっこ」といいます)に、舌鼓を打つ中、 一番おいしいと思ったのは、秋田の名物「いぶりがっこ」だったそうです。

 

 

 

「たくあんのしっかりした歯ごたえに、デリケートないぶり風味が絶妙に マッチしていたので、ものすごくうまかった。」そうです。 そして、漬物の試食を終え、場所をレストランに変えた時、そこで出会った一品の さらなる おいしさに、文字どうり言葉を失ってしまったそうです。 それは他でもない「いぶりがっこ」との再会でもありました。 いぶりがっこに、 クリームチーズをはさむというのが、その一品。 それが、そんなにもおいしいものに なるなんて、ちょっと想像もできませんよね。

 

 

 

その味覚の旅の数ヵ月後、イタリア北部の実家に帰省したときのおみやげにとして選んだのは、もちろん「いぶりがっこ」。 もう日本在住も長いそうで、家族にとっても 日本のめずらしいお土産はネタが尽きていたようです。 でもさすがに、このいぶりがっこは、初めてのもの。

 

 

 

家族や、親戚の伯母や、甥姪たちという顔ぶれが集まる中、いぶりがっこを細く切り、 クレシェンツアという、フレッシュチーズをかけ、もてなしたそうです。 味見をしたイタリアっ子達の反応はというと、「モルトヴォーノ!」 (とってもおいしい)だったそうです。

 

 

 

小学3年生の甥っ子までも、「学校の食堂にもこんなにうまいものがあればいいのに」 というコメント付きで、絶賛してくれたそうです。

 

日本列島の北の奥深い地、秋田の名物「いぶりがっこ」が、イタリアっ子達をこんなに感動させる とは、なんとも不思議な気がします。 食を愛し、食に強いこだわりをも っているイタリア人をもうならせる味が、日本にもあるだなんて、なんだか誇らしい気持ちになりますよね。